BSMF-5078 ジェーン・バネット & マケケ / オン・ファーム・グラウンド ： ティエラ・フィルメ

前作『Oddara』（2016年）が、グラミー賞の最優秀ラテン・ジャズ・アルバムにノミネートされ、ダウンビート誌から「他に類を見ないバンドサウンド」と絶賛されたカナダ出身の女性フルート/サックス奏者ジェーン・バネットと、彼女のバンド“マケケ”による2019年最新作。プロデュースにジェーンの夫でトランペット奏者のラリー・クレ−マーを迎え、エキサイティングなアップから心地いいミドルまで、ジャズの感覚とアフロ・キューバンのリズムを絶妙のバランスでミックスした、爽快なラテンジャズを展開する。



1. La Linea (The Line-up)
2. Monkey See Monkey Do
3. Momentum
4. On Firm Ground
5. Habana De Noche (Havana At Night)
6. Sky High
7. The Occurance (to Amelie)
8. Reencuentro (Re-united)
9. Broken Heart
10. Mystery Of Jane's House
11. Pa' Con Paz
12. Musica En El Alma (Music In The Soul)

Jane Bunnett (ジェーン・バネット)
メアリー・ジェーン・バネットは、カナダ出身のサックス/フルート奏者。夫はトランペット奏者のラリー・クレ−マー。1956年トロントに生まれ、10代からクラシックピアノのトレーニングを受けるが、腱炎を発症してしまい断念。チャールズ・ミンガスのステージにインスパイアを受け、ジャズに転向する。ヨーク大学に入学してフルートとサックスを学び、1980年代前半に訪れたキューバで現地の音楽に触れて衝撃を受け、キューバ音楽に傾倒していく。1988年、Dark Lightよりデビュー作『In Dew Time』を発表して、ジュノ・アワードの最優秀ジャズアルバムにノミネート。惜しくも受賞は逃すが、1992年の『Spirits Of Havana』で、同アワードの最優秀ワールド・ビート・レコーディングを見事受賞。2013年には、キューバの若手女性ミュージシャンを集めたバンド“マケケ”を結成し、翌年『Jane Bunnett & Maqueque』を発表。2016年の『Oddara』は、グラミー賞の最優秀ラテン・ジャズ・アルバムにノミネートされた。